FAUCETWO ボタン・マイクロスイッチ換装

FAUCETWO改造の記事です。

FAUCETWOのボタン・マイクロスイッチ換装に興味がある人向けと私の備忘録を兼ねて書いています。

 

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マイクロスイッチ一体型ランプホルダー関係については以下のブログを参考にしました。感謝致します。

blog.flipflop-jp.com

 

目的

ボタン周りを筐体に近づける。

マイクロスイッチ:OBSA-LHS1F-LN

バネ:OBSA-SP(20g)

 

前提

筆者は以下の構成でFAUCETWOを購入していました。(無計画)

DJ DAOボタン+バネ60g

マイクロスイッチ:Omron D2MV-01-1C3 50g(BT,FX)

 

購入したもの

OBSA-SP(20g)  x6 (単品でなかったので10個購入)

OBSA-60UK-W x4 (※1)

OBSA-45UK-K x2 (※1)

OBSA-LHS1F-LN(マイクロスイッチ一体型ランプホルダー) x6

LHS-H (ランプホルダー用ハーネス) 6

XHコネクタ ハウジング 4P (※2)

XHコネクタ ハウジング用コンタクトピン 

 

上記の部品で赤文字+青文字はセットで購入できると手間が掛からないです。

ちなみにこの記事を書いている時点だとOBSA-LHS1F-LN(マイクロスイッチ一体型ランプホルダー)が意外と品薄で探すのに苦労しました。旧型ランプホルダーの商品は結構残ってるみたいですが…。

 

 

※1…FAUCETWO購入時に三和ボタンを選択した場合はそのまま使えます。

※2…XHP-4が販売されてなかったため、同規格の部品を購入。

 

ちなみに全部で大体2万くらいであつまるかと思います。

最後にも書きますが自己満足感はありますが、費用対効果はあまりないです。

 

作業内容

1.ボタン及びバネの交換

DJ DAOボタン + バネ60g →三和ボタン + バネ20g

 

DJ DAOボタンと三和ボタンで接続部の形状が違うため、マイクロスイッチ一体型ランプホルダーに変更する場合は三和ボタンが必須となります。

購入したもので※1にも記載しましたが、FAUCETWO購入時に三和ボタンを選択していた場合はOBSA-60UK-W/OBSA-45UK-Kが使用されているはずなので追加購入する必要はありません

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左:DJ DAOボタン…手前部分の小さな突起でランプホルダーを固定する。

右:三和ボタン…少し奥の板状のものでランプホルダーを固定する。

 

バネの交換に関しては白いツメの部分を内側の押せばすぐに外れるのでバネを入れ替えて戻すだけです。

 

2.マイクロスイッチの換装/ハーネスの作成

Omron D2MV-01-1C3→OBSA-LHS1F-LN

 

Omron D2MV-01-1C3 などのマイクロスイッチにランプホルダーをつけるタイプと

OBSA-LHS1F-LN(マイクロスイッチ一体型ランプホルダー)では接続の方法が違うので、新しくハーネスを用意する必要があります。LHS-Hという専用ハーネスもありますので今回はそれを使用します。

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左:Omron D2MV-01-1C3+ランプホルダー(DJ DAO系ボタン用)

右:OBSA-LHS1F-LN(マイクロスイッチ一体型ランプホルダー)

見ての通り形状からして全く違います。

 

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専用ハーネスは三和電子から出ています。作業軽減って素晴らしいですね。

 

FAUCETWO基盤側のコネクタはXHコネクタの4ピンです。JSTXHP-4を購入できるのが理想ですがなかなか販売されていないのでAmazonで同規格のものを購入しました。

コネクタの作成方法については参考元のサイトに詳しく書いてあります。先端の被覆を剥がして圧着端子をつけ先端の返しが見えるようにコネクタに刺す作業ですが、そういう作業をやったことないと戸惑うかもしれません。(筆者は車弄りもやるので問題ありませんでした。)

 

LHS-Hの先端にXHコネクタを装着した画像です。FAUCETWO基盤側の並びが違う為、一部順番が入れ替わります。

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参考までに配線の順番も記載していますが、基盤の変更などあると順番も変わる可能性があるため、確認してから装着してください。(LEDは逆に配線してもLEDの向き逆につければ光ると思う。知らんけど。)

 

LEDに関してですが、写真では12Vみたいなシールが貼ってありますが5V用に入れ替えています(FAUCETWOのLED流用)。FAUCETWOなど5Vで動作している機器には5V用LEDを使用する必要があります。

(LEDには極性があり、逆に付けると光らないので差し込む方向に注意。)

 

完成

最後にFAUCETWO基板から元のコネクタを外して新しく作ったコネクタを装着、LHS-Hの長さが微妙なので向きを若干調整して完了です。見た目はかなりすっきりしますね。

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ちなみにマイクロスイッチ100g+バネ20gになるんですが、微妙に重いです。多分60gとかのバネだと硬すぎて指が壊れてしまいます。

マイクロスイッチOmron D2MV-01-1C3 (50g)のままバネ20gに交換するだけでも大分感覚変わったので絶対に変えたい!などなければバネ20g化するだけでも十分な気がします。

 

おまけ

FAUCETWO標準のランプホルダーからコネクタへの配線。

基盤側の順番が変わってそうなときはランプホルダーから追ってコネクタの位置を確認するといいです。

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